大豆−手軽に免疫食材【免疫力を高める食のコツ】


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免疫力を高める知恵とコツ

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   [毎日手軽に免疫食材群]−大豆

【だいず】

大豆たんぱく質には、血中コレステロールの低下作用、肥満の改善効果などの生理機能があるといわれています。また大豆には、脂質、炭水化物、食物繊維、カリウム、カルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛、銅、ビタミンE、ビタミンB1、葉酸など様々な栄養素が含まれます。
一方、大豆はコレステロールを全く含んでいません。このようなことから大豆は自然のバランス栄養食ともいえます。

大豆の色素成分であるフラボノイドの一種に、イソフラボンがあります。このイソフラボンに強力な抗酸化作用があることはすでに知られており、その抗酸化作用によってさまざまな炎症を抑制することが明らかにされています。
身体の防御反応を維持するためには、イソフラボンをたっぷり含む大豆がさまざまな研究から有効であることが解明されてきました。

世界の最長寿国になった日本。この要因の一つとして注目されるのが、栄養バランスの良い日本食です。日本人は古くから、米、魚、大豆などを食べ続けており、大豆をうまく食生活に取り入れてきたことも、現在の長寿につながっていると考えられます。

イソフラボンは消化管から吸収される量が限られているため、1回の食事で大量に摂取してもそれだけの効果は期待できないそうです。
やはり、少量でも、毎日つづつけて食べることが大切ですね。


【補足1】
1712年にオランダの植物学者ケンペルがヨーロッパに大豆を伝えました。その後ドイツでは「畑の肉」と大豆はネーミングされたのです。それは、大豆が肉に匹敵する量のたんぱく質を含んでいることがわかったからです。まさに、大豆が「畑の肉」と呼ばれる理由がここにあります。
※アメリカでは大豆を「大地の黄金」と呼んでいるそうです。

【補足2】
たんぱく質は人間の筋肉や内臓やなど体の組織などを作っている成分であり、生命維持に不可欠な重要な栄養素です。
必須アミノ酸をバランスよく含むたんぱく質を、栄養価の高い「良質のたんぱく質」と呼びますが、肉や卵はこの良質のたんぱく質を豊富に含む代表的食品です。

【補足3】
一般に植物性食品のたんぱく質は栄養価が劣りますが、大豆のたんぱく質は肉や卵に負けない良質のたんぱく質です。しかも大豆には他の作物よりずっと多い量のたんぱく質が含まれています。
また、大豆たんぱく質の消化吸収率は、納豆で91%、豆腐では95%であり、とても効率のよい食品といえます。

  
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