お腹の冷えを防止する【免疫と日常生活の知恵】


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   お腹の冷えを防止する

東洋医学では昔から「冷えは万病のもと」といって、体が冷えるのはよくないこととされてきました。
冷えが進むと、肩こり、腰痛、めまい、貧血を起こしたり、不眠やイライラ、下痢や便秘、腹痛などのさまざまな不快症状があらわれます。女性のひどい生理不順や生理痛なども、実は冷えが原因であることが多いようです。

身体の冷えの対策には体質を改善することにつきますが、それは一朝一夕にはいきません。
ですから、お腹の冷えを防ぐには腹巻を着ける等で対策しましょう。足先が寒いときに靴下をはくのと同じ考えですね。
ただ手足は冷たいとすぐわかりますが、お腹の冷えは実感しない人が多いものです。そのうえ、お腹は表面積が大きくて汗が出やすく、あまり動かさない部位でもありますから冷えやすいのです。このため気がつかないうちにすっかり冷え込んでしまい、それが原因で身体の不調を起こすことがよくあります。

夜、寝つきの悪かった人が腹巻をしたらぐっすり眠れたというのは、お腹を保温することで、副交感神経の働きやすい環境をつくったからだと考えられます。

【東洋医学では】
東洋医学の診断法のひとつとして腹診があります。人体で生命の流れが集中するのは、おへそを中心としたお腹であり、丹田という大事なツボがあるのもお腹です。お腹を触診することで内臓や血管の調子や体調まで手にとるようにわかります。お腹は、いわば健康のバロメーターでもあるのです。

【西洋医学では】
西洋医学からみても、お腹は胸腰髄という自律神経の支配下にあります。自律神経には交感神経と副交 感神経という、相反する作用をする2つの神経があり、それが無意識のうちに私たちの体のバランスを保っているのです。

自律神経がコントロールしている体温調整機能も、気温の差が大きければ大きいほど乱れやすくなり、冷えの症状が悪化します。そうなると基礎代謝も下がり、活力が衰え、ついには免疫力低下につながるのです。

  
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