マクロファージ−主役は白血球【免疫の仕組み】


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   [主役は白血球]−マクロファージ

白血球の単球の仲間で、マクロファージの語源は「マクロ」は大きい、「ファージ」は食べるという意味ですが、ようするに大食いの食いしん坊細胞ですね。貧食能力と呼ぶ何でも食欲に食べてしまう働きを持っています。
大部分のマクロファージは絶えず全身の組織(肺や肝臓、牌臓)に出て待ちかまえています。
最低限の侵入者の選別をして、ちょっとでも怪しいとなると、無差別に何でも食べてしまいます。

毎日3000億個もの死んだ赤血球を食べ、機能をなくした細胞やその破片をも片づけています。
いうなれば身体の掃除屋ですから敵も片っ端から飲み込み、消化・殺菌することで闘います。

敵が体内に侵入し、マクロファージが自分で処理できない場合は、その敵に応じて異なったサイトカインと呼ばれる生理活性物質を出します。このサイトカインによって活動の指令を出すわけです。
サイトカインはマクロファージと免疫の仲間の情報伝達物質(仲間を誘い出し応援を求める)です。

また、マクロファージは噛みちぎった敵のかけらをヘルパーT細胞に提示します。細菌やウイルスなど身体の中へ侵入してくる敵のことを専門用語で抗原といいますが、敵の情報を示す役割があるので抗原提示細胞とも呼ばれています。

  
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