NK細胞−主役は白血球【免疫の仕組み】


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   [主役は白血球]−NK細胞

NK細胞のNとは、ナチュラル、これは、非特異的で素早く自然免疫に反応するという意味があります。ウイルスに感染したての細胞でも生まれたてのがん細胞でも相手を選ばないのです。

NK細胞は、がん細胞やウイルス 感染細胞を見つけると直接パーフォリンというパイプ状の物質を敵の細胞に突き刺し攻撃し、細胞膜を穴だらけにしてがん細胞を自殺(アポトーシス)させます。NK細胞が攻撃してもウイルスが増殖する場合はT細胞やB細胞が活動しはじめます。
つまり、T細胞やB細胞による獲得免疫が動き出す前の初動段階でウイルスを攻撃するのがNK細胞です。

NK細胞は比較的広い範囲のがんを攻撃する免疫細胞として知られていますが、ストレスには弱い細胞です。それは、NK細胞が抗ストレスホルモンコルチゾールの受容体を持っているためで、ストレスが多いと副腎皮質ホルモンから分泌されるコルチゾールを受け止め、NK細胞は死んでしまうのです。

同時にストレスホルモンが作り出す過剰な活性酸素はがんの発生、増殖、転移に貢献してしまうことにもなりかねません。

NK細胞にストレスは禁物ということですね。

  
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