ウイルス【免疫用語集】


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   [免疫用語集]-ウイルス

【ウイルス】

ウイルスは、細菌よりもカラダの構造が簡単で細胞がありません。ウイルス自身で増殖することはできませんが、他の細胞の中に入りこみ、その細胞の栄養やエネルギーを利用して増殖します。

正式名称は「濾過性病原体」。DNAかRNAのどちらか一方を持ち、結晶化など無生物の特徴も併せ持ちます。単独では自己増殖できないので、生物に寄生することで自己増殖します。そのため、生物と無生物の中間の存在であるといわれています。


【言葉の語源】
ウイルスという言葉は、ラテン語の「毒」いう言葉が語源となっています。ウイルスは、タンパク質から出来た殻に核酸(DNA、RNA)が詰め込まれただけの、非常に簡単な構造をしています。
ウイルスの大きさは20〜970nm(ナノメートル:1mmの100万分の1)であり、細菌の大きさの1〜5μm(マイクロメートル:mmの1000分の1)より小さいことがわかります。
ほとんどウイルスは300nm以下と非常に小さく、電子顕微鏡でないと確認することは出来ません。


【細菌とウイルスの違い】
細菌は栄養・温度・湿度などの条件がそろえば増えることが出来ますが、ウイルスは生きた細胞に寄生(感染)しないと増えることができません。例えば、食中毒を起こす細菌は調理した食べ物の中でも増えますが、ウイルスは増えることはありません。
また、細菌には抗生物質が効きますが、ウイルスには全く効果がありません。細菌は遺伝子としてDNAとRNAの両方をもっていますが、ウイルスはどちらか一方のみを遺伝子として持っています。

  
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