キャベツ−手軽に免疫食材【免疫力を高める食のコツ】


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   [毎日手軽に免疫食材群]−キャベツ

【キャベツ】

キャベツには、ビタミンCが豊富に含まれ、大きい葉1枚で1日の必要量の70%を摂取することができます。その他、ビタミンKも含まれ、血液を凝固させたり、 骨を強くして骨粗鬆症を予防する作用があります。

ビタミンUは、通称キャベジンと呼ばれていて抗潰瘍作用があり、胃潰瘍、十二指腸潰瘍の予防や治療に効果があります。またビタミンK・Uは痛風の発作を防ぐほか、硫黄、塩素などのミネラルも含まれ、胃腸内で液化吸収を助け、消化不良による不快感を防いでくれます。

アメリカでは、1990年にアメリカ国立ガン研究所(NIC)を中心に、ガン予防に焦点を当てた「デザイナーフーズ・プログラム」が提唱されました。ここではガン予防の可能性がある野菜や果物、ハーブなど約40種類の植物性食品が選ばれ、それらの食品が癌予防に対する重要度の高い順にピラミッド状に構成主れています。

その頂点に選ばれたのは「にんにく」ですが、
何とっ!それに次いで選ばれているのがキャベツなのです。

では、キャベツの中の、どんな成分が病気予防に関係しているのでしょうか。現在注目されているのは、イオウ化合物のひとつであるイソチオシアネートという成分です。にんにくなどに含まれ、がん予防にも効果があるといわれる硫化グリルなどもイオウ化合物のひとつです。

イソチオシアネートは、発がん物質が活性化するのを阻止し、また発ガン物質を無毒化する働きによって、発ガンを抑える効果があると考えられています。その他に、カリウムやマグネシウム などのミネラル類や、葉酸、不溶性の食物繊維なども豊富に含まれます。

キャベツを煮る料理では、煮汁に有効成分がとけ出しているので、薄めてスープなどにし、汁もいっしょに飲むようにしましょう。


【補足】
歴史は古く、ギリシャ時代には薬として用いられ、ローマ時代には健康維持食として食べられていました。日本への渡来は江戸時代にオランダ人によって伝えられ、野菜として本格的に食されるようになったのは、明治時代になってからのようです。
キャベツの名前の由来は英語名のキャベジ(頭のようなかたちをした野菜の意味)がなまったものといわれています。

  
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